地方分権の時代は、「地域のことは地域で考え、自らの責任で町を運営する」、所謂、自主・自立の精神が求められます。合併特例法は、この精神に基づく財政基盤の構築を、平成26年度末としておりますが、今大事なことは、行財政改革を推進して、この期限を前倒しする事であります。そのためには、より早く人口23,000人に相応しい、「身の丈にあった予算規模」にすることです。そこで町の予算規模は現在、一般会計で約129億円余りですが、健全財政の目安は、先ずは100億円以下にする事であります。
今年度は初年度にあたり「改革元年」と位置づけましたが、この事は確固たる意志と信念を持って行財政改革に取り組む決意であり、必ず遣り遂げようとする責務からであります。
改革の内容や進め方等については、6月議会で行政報告しましたが、若干、変更が生じておりますので、再度報告をさせて頂きます。先ず改革は、2つの柱で臨みたいと考えております。
その一つ目は、財政計画の策定とこれに基づく財政運営であります。昨年の11月に、平成32年度までの財政シミュレーションを策定しましたが、その後、今年3月に県から、みなかみ町の財政運営と題した「財政コンサルティング報告書」が提出されました。その内容は、地方交付税等歳入の減少傾向が続き、平成27年度の歳入規模が約103億円となるもので、歳出の改革が進まなければ、今後は赤字が続き、最高で7億7,000万円の赤字が発生するという厳しい内容であります。この事からも、100億円以下の予算規模にする事が必要であり、再度、平成27年度当初で100億円以下になる財政計画を策定しなければならないと考えております。
二つ目の柱は、100億円以下の予算を可能とする行政改革であります。改革の実行にあたっては、集中改革プランに沿って取り組むものですが、大きく括って3つの項目についてその方向性を示したいと考えております。
1つは職員の定員管理であります。現在の職員総数は339人でありますが、この総数を平成27年度当初までに240人以下にする定員管理計画を策定します。新規採用の抑制は勿論ですが、事務事業の民営化も視野に入れて、昨年度から実施している早期勧奨退職者を募ってまいります。
2つ目は組織・機構の改革であります。今年4月に、14課2支所体制から2課削減し、簡素化を図っておりますが、支所を除いた係レベルでは合併当初のままであります。
そこで、第2期の改革として、グループ制の導入を図りたいと考えております。これは、職員数が240人体制に向う中で、職員数の減少に柔軟に対応するためには、現在の課をさらに削減すると共に、幾つかの係を統合するものであります。
3つ目は公共施設の統廃合であります。
現在、公共施設の統廃合について、職員による「行財政改革研究チーム」で調査研究を進めるよう指示しております。
各公共施設が果たすべき役割や目的を明確にすると共に、利用状況や人件費を含めたランニングコストを精査し、統廃合等の方向性を具体化したいと考えております。
具体的には、現有の施設ごとに、A=「今後も直営で継続する施設」、B=「指定管理者制度により運営する施設」、C=「5年後を目途に統廃合する施設」、D=「平成20年度までに統廃合する施設」の4つのランクに分類する作業を進めております。今後は、廃止統合に分類したC、Dの施設について、国の規制による関与や手続き等の課題を整理し、検討資料として公表したいと思います。そして最終的には、住民や議会の代表者で構成する「公共施設検討委員会」で検討して頂く予定であります。
尚、統廃合や用途目的の変更から、既存施設を有効に活用するためには、国の規制による関与や手続き等を如何にクリアするかが課題であります。町議会にもご協力を願い、国等へ積極的にアクションを起こして、これら施設が効率的に管理・運用ができるように努力したいと考えております。
これら具体的な改革内容は、10月中旬頃までに取りまとめて、議会に報告する予定であります。なお、組織機構については、必要な条例改正等を12月議会でご審議いただき、平成20年4月1日から施行したいと考えております。
ご理解とご協力の程、お願い申し上げます。



地方税法第18条及び地方自治法236条には、時効による権利の消滅規程があり、「不能欠損処理」とは、この法律に基づき調定された税金等が徴収できず、その権利を消滅させるものであります。










