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行政レポート
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行財政改革調査会 第1次答申
滞納・未納 総額15億円
町が機能する状況ではない。
 国の推進する三位一体改革で地方交付税が削減されたことや町税の滞納・公共料金の未納などにより、町の財政は非常に厳しい状況にあります。  町は、簡素にして効率的な町政の実現を推進するため、民間の方3人で組織される「行財政改革調査会」を設置して、行政全般にわたり、改革のための調査審議を進めています。
 なかでも、15億円を超える町税・公共料金の未納、累増問題は、町がうまく機能しないという状況を引き起こしており、この問題の解消は喫緊の課題であることから、調査会で最初に調査審議され、町長に対し答申がありましました。
 これから町をあげて実施する「町税の滞納や公共料金の未納分を徴収するプロジェクトチーム」の活動が、有効にして円滑に行われることを期待し、町財政の非常事態を公開します。
 今後、従来までの予算・決算など公示的なお知らせだけではなく、行政の透明性を保つため、滞納・未納問題につきまして詳しくお知らせいたしますので、ご理解とご協力をお願いいたします。(2006.5.1)
『文化・芸術による創造の町』事業
芸術を通じて町おこしへ 東京芸術大学と連携
 東京芸大の支援により、みなかみ町「文化・芸術による創造の町」事業が本格的にスタートしました。
 この事業は、東京芸大の若手美術家に『制作の場』や『発表の機会』を与え、作品の制作過程で、ワークショップを実施したり、地域の人たちと共同製作するなど、相互がかかわりを持つ事で、地域活性化が期待される芸術支援活動です。
 すでに昨年11月より水上観光会館にてアートフラッグ・プロジェクトが実施されているほか、今年5月には卒業生の絵画数点が寄贈され新治支所に収蔵展示され、月〜金曜日の平日に公開されています。(2006.5.1)
みなかみ町 平成18年度予算が決まりました。
職員の給与削減と、補助金50%カット
 今年度予算は一般会計(144億円余)、特別会計(70億円余)とも新生「みなかみ町」の通年予算となりますが、国の「三位一体改革」に明るい兆しが見えず、地方財政も先行き不透明の中での編成作業でした。加えて人件費、物件費、公債費(借金返済)等の経常経費が膨らみ、その反面、財政調整基金等(貯金)が極めて少なく、予算編成そのものが危ぶまれました。
 このような状況下で予算編成に臨みましたが、どうしても財源(収入)と要求額(支出)の差が埋まらず、やむを得ず職員給与は人事院勧告4.8%の削減に加えて、町独自で3年間4%の削減を職員組合にお願いしました。併せて各種団体等の補助金も50%の削減をお願いし、更には公債費(借金返済)の一部を繰り延べして、何とか辻褄を合わせたのが実態であります。(2006.4.10)
組織の改変は、真の改革の出発点
 今や本町の行財政改革は焦眉の急でありますが、既存の組織を構造的に改変しない限り、真の改革は不可能であります。従って新年度早々に改革のプロセスを策定する考えでおります。特に人件費と物件費の削減が急務であります。先ず人件費は、現在380余名の職員を計画的に削減して、10年間で240名にします。また物件費は指定管理者制度の導入を図り、利用率の低い施設等は閉館し、更に公用車の削減等も積極的に取り組んでまいります。
 行財政改革は痛みが伴いますが、「みなかみ町」を恒久的に発展させるためには、怯まず、恐れず、今こそ改革が必要であります。そして行政組織のスリム化と財政の健全化を図ると共に、捻出される財源は地域産業の活性化や教育・福祉の施策に充当し、併せて芸術・文化の香る町づくりをしたいと念願しております。
 現在、有識者による「行財政改革調査会」は、行財政の実態把握に取り組んでおられると伺っていますが、改革のご提言は実態の公表に併せて、真に歯に衣着せぬご指導をお願いする次第であります。また行政内部では、この四月から「地域再生プロジェクト」を発足させて、独自に「行政組織等の再編計画」と「夢のある町づくり」を具体化してまいります。(2006.4.10)
「合併特例債」で社会資本の整備を
 一方、社会資本の整備は厳しい財政状況下であっても、国庫補助事業等に「合併特例債」(125億円余)を有効に活用して、懸案事項や地域再生事業等を計画的に実現してまいります。「合併特例債」の活用は、合併町村の最も大きな利点であります。活用できる十年間を「魅力ある観光地づくり」と利便性・快適性を備えた地域づくりのチャンスにしなければなりません。併せて、条件を整えて教育施設の整備を図ることも大事であります。
 今年からは、水上地区は「温泉街再生事業」と温泉源確保に、月夜野地区は「都市計画事業」と望郷ラインのアクセスを、新治地区は「小学校統合建設」等に着手し、更には事業化に向けて取り組んでまいります。
 また除雪体制は、今年度の豪雪を教訓にして地域住民と行政との一体化を図り、特に月夜野地区では、一部、職員による直営方式を取り入れてまいります。(2006.4.10)
議会制民主主義とは
 さて、日本の民主主義は人間に例えれば還暦を過ぎました。
 今日までの経過を振返りますと、幾多の歪と矛盾を感じながらも、民主主義が守られてきたと実感しております。
 民主主義の根幹は主権在民であり、自由と平等、そして多数決による政治原理であります。云うまでもなく町政の推進は、全町民で決めることが物理的に不可能であり、そのために代議員として町議会議員を選び、議員の多数決で予算や町づくり計画等を決め、その議決に基づいて行政が進められる「議会制民主主義」の体制で維持されています。
 議会制民主主義は「多数決原理」と「少数意見の留保」から成り立つと考えますが、最も大事な事は「多数意見」が「少数者の自由と権利」を奪ってはならず、具体的には「基本的人権」を如何に守るかにあると思います。
 私は今日まで、この手法に疑問を持たず地方行政等に携わってきましたが、「小学校統合問題」や「町村合併問題」の過程を見る時に、多数意見が少数者の基本的人権を侵害したり、多数意見が自治体の存続を不可能にした時は、その責任は誰が取るのだろうかと思いを巡らすのであります。(2006.4.10)
子供達の未来を考え、小学校統合に
 新治地区の小学校統合問題は七年余にわたり、少子化の実態を受けて教育環境の整備を議論し、今日に至っております。この間に3,500余名の署名を持って「小学校統合反対の請願書」が議会に提出され、私はこの請願を真摯に受けとめましたが、「母校がなくなって寂しい」等とノスタルジックに捉えれば、反対者は増えると思いました。しかし、この場合の主人公は、たとえ少数派であっても、小学生とこれから小学生になる子供達であり、更には子供達の権利や望みを代弁する親達であります。云うまでもなく小学生の基本的人権には、心身共に立派に成長するために良い環境で教育を受ける権利があり、何人もこの権利を奪ってはならないと思います。
 旧新治村議会・現みなかみ町議会は、子供達の権利を守り、子ども達の未来を考えて小学校を統合し、新校舎等を建設することが賛成多数で決定されました。子供達にとっても、町の財政運営上からも最良の選択であったと感謝しております。統合小学校問題は色々のご意見が交錯しましたが、次代を担う子供達の教育環境をしっかり整備することで決着しました。  民主主義のルールに従って新校舎の建設が決定され、今年度から着工の運びとなり、平成20年度には新しい学び舎としてスタートする予定であります。
 なお、体育館・プール建設、更には須川小学校を幼稚園・保育園に改修する事業も計画的に進めてまいります。(2006.4.10)
住民自治を救った町村合併
 町村合併問題は、西部三町村の首長と議員で十数回にわたり「合併懇談会」を開催し、議論を重ねてきました。そして平成16年5月7日開催の「合併懇談会」に於いて、西部三町村で合併することが確認されました。そして出席者各位の知恵と努力と勇気によって、新生「みなかみ町」誕生へのスタートが切られました。私は合併が確認されたあの時の感激を忘れられません。
 云うまでもなく町村合併は、「合併特例法」に基づく改革であり「アメ」も「ムチ」も承知しておりました。それだけに私は、モータリゼーションの発達と情報化社会の恩恵を享受できる今日、「昭和の合併」の枠組みに囚われずに、むしろ行政体を大きくしてスケールメリットを図ることが肝要であり、財政力の弱い町村はこの機会に合併することが賢明であると判断しました。
 今日までの経過を振返りますと、町村合併の決定は住民投票に委ねるべきとする意見もありました。しかし私は一貫して「議会制民主主義を遵守し、議会の権能と責任において結論を出すべきである」という考えでした。
 今思うことは住民投票をして、仮に合併反対が過半数を越えたらどうなっていたでしょうか。当然のこととして混乱を招き、町村合併は不可能になります。
 合併できなければ、平成18年度予算が組めないところがでたと思いますが、その時は誰が責任を取ろうとしていたのでしょうか。(2006.4.10)
民主主義は、責任の明確化が大事
 幸いにも「議会制民主主義」を遵守される議員各位のご議決で町村合併も決まり、住民への不安と財政危機を回避することができました。
 民主主義は素晴らしく、理想的な体制を作ることができると思います。その反面、歴史をかいま見て思うことは、煽動されて国民の意思とは逆方向に走ったり、主権在民が操られて悲惨な戦争が世界の各地で勃発したりしました。
 いずれにしても、民主主義社会に於いては責任の明確化が求められますが、そのためには議会制民主主義を遵守することであります。そして公選によって選ばれた者が身命を賭して決断し、その責任で町民の負託に応えることが民主主義体制であります。
 前述した問題も、町民を思い、町を愛する議員各位のご決断で「夢のある町づくり」の方向が決められ、真に地域住民の負託に応えることで解決されました。
 ここに、良識ある議員各位のご指導とご鞭撻に、心より感謝申し上げます。(2006.4.10)
嘘を言って人を陥れるほど卑劣なことはない
 今、永田衆議院議員の偽メールにかかわる懲罰問題が、新聞紙上等を賑わしています。お金にかかわるガセネタに飛びつき、裏付け調査もしないで国会という公開の場で相手を誹謗中傷する行為は、いくら自由だ平等だといってもこれほど卑劣な行為はありません。ましてや偽物かどうかを見抜けずに発言し、問題視されてからひたすら頭を下げても、余りもの責任感の欠如に苛立ちをおぼえます。
 議員の辞職は遅きに失する感を否めないが、自らけじめをつけることは当然であります。
 私は新治村長在職時の平成17年6月村議会の議場に於いて、私が「十数年前に某会社から一億円もらった」と某議員から詰問されました。私は事実無根のことを余りにも人権を無視した屈辱的発言にあきれ、その発言根拠を強く求めました。しかし、明確な回答をしませんでした。その後、村議会では懲罰委員会を開き、処分決定にあたり本人に弁明の機会を与えましたところ、情報元は元議長の某氏であると発言しました。
 私は、この二人の間柄に何の興味もありませんが、何を根拠に嘘の情報を流し、裏付け調査もしないで発言したのか憤りを感じております。
 この発言が事実なら大変です。町長は即刻、辞任しなくてはなりません。(2006.4.10)
町づくりに情熱を燃やす町議会議員を
 「みなかみ町議会」は財政逼迫の折から、町村合併に伴う在任特例期間を七ヶ月間と定められ、従って残任期間は今月一杯となります。  今期の議会議員各位には、常に住民福祉の向上を念頭に、少子化の実態を憂い、教育環境の整備にお力添えを頂きました。更には観光・農業を始めとする地場産業の振興・発展にご尽力されると共に、愛郷心を持って大局的な見地からご貢献くださいました。誠に有難く厚く御礼申し上げます。
 特に、新生「みなかみ町」誕生に至るご活躍は、縦横無尽にして熱誠溢れるものがあり、そのご功績は末永く「みなかみ町政」に輝き続けるものと確信します。
 来る4月23日は町議会議員の選挙です。今回だけは選挙区制による選挙であり、「月夜野地区10人」「新治地区7人」「水上地区6人」の計23人の町議会議員が決まります。主義・主張は違っても、常に愛郷心を持って町民の代表として町づくりに情熱を燃やす町議会議員の誕生にご期待申し上げます。
 仮にも嘘を言って人を陥れる卑劣な人物には、ご遠慮願いたいものであります。(2006.4.10)