私の任期も、残すところ1ヶ月余りとなりました。私にとって9月議会は、最後の定例議会でしたが、体調不良で出席が侭ならず、誠に申し訳ありませんでした。
議員各位に大変ご迷惑をお掛けしましたことを、心からお詫び申し上げます。提出致しました諸議案は、いずれも慎重審議の上議了され、承認・可決のご議決を頂きました。誠に有難く、心から感謝を申し上げます。
愈々、みなかみ町長選挙も間近となり、私の38年余に及ぶ地方の政治活動に幕を降ろす時がきました。
私は今日まで大勢の皆さんに支えられて、新治村議会議員選挙5回、首長選挙6回、合計11回の選挙戦に勝利する事ができました。新治時代からの長きにわたり、ご支持・ご支援を賜わりました皆さんに、万感の思いを込めて感謝と御礼を申し上げます。
この間、私は「自治愛郷」の精神で、「仁・知・勇」を心の糧にして、ひたすら故郷の発展に微力を捧げてきました。その評価は賛否両論ありますが、私は潔く評価を歴史に託したいと思います。
今後は一町民として地方政治に関心を持ち、「地域主権による地方分権改革」と「税の賦課徴収権を持つ道州制」について勉強し、構造改革のうねりの中で「廃県置州」の実現に力を注ぎたいと考えています。
さて、開会の挨拶で申し上げたように、私はこの4年間、新生「みなかみ町」の財政再建と再生の町づくりに全力を尽くし、お陰様で未来に光明を見出すまでになりました。「行財政改革」は財政規模100億円と職員総数240人を目標とした「行財政改革行動指針」を策定し、町民の皆さんをはじめ議会、職員、そして国・県の関係機関のご支援とご協力を頂きながら推進する事ができました。
今年の予算は、国の経済対策で一時的に膨らんでいますが、人件費を含む消費的経費は確実に縮減の方向に向かっています。また、起債残高(借金)は269億円から19億円縮減して250億円となり、一方基金(貯金)は15億円から42億円になりました。更に職員数は100人減となり、このままで推移できれば、平成27年までには目標数240人に達成できる見込みであります。
別けても、町職員は町の厳しい財政事情を良く理解されて、「給与の削減」や「早期勧奨退職」にもご協力を頂き、財政再建に大きく貢献して下さいました。財政再建の方向性が見える今、町長としてこの事を思うたびに胸が熱くなります。本当に有難う御座いました。
今後は新町長の下で、改革の手段として導入した「行政評価制度」や「人事評価制度」を有効に活用して、着実に改革が進む事を願っています。
また「夢のあるまちづくり」では、「町づくり基本条例」と「第1次総合計画」を策定し、『みなかみ・ 水・「環境力」宣言』を行い、更にはヤマキ(株)の誘致に成功する事ができました。そして、これに関連して都市計画事業も始まり、輝かしい未来に向けて飛躍する礎を築くことができました。
このような状況下で、今後の課題はなんと言っても少子化対策であります。在任中は出産祝金制度、小中学校入学時の助成制度、15才までの医療費無料化等を行うと共に、この議会ではインフルエンザ予防接種の負担軽減策を決めて頂きました。財政状況を考えながら今できる事を行ってきましたが、残念ながら抜本的な解決に至っておりません。しかし、将来を担う子供を増やし、有能な人材を育成することは、町の存続にとって喫緊の課題であります。
今後は新進気鋭の町長の下で、国・県とのパイプを更に太くして、町の子育てに関する諸施策の推進を図り、「子供を産み 育てるなら みなかみ町」と言われるような町づくりを、是非とも推進されることを熱望します。
尚、開会の挨拶で申し上げましたように、私の任期内に、補正予算の審議を願う臨時議会の開催を予定しております。その折はよろしくお願い申し上げます。
町長選挙は10月20日告示で、10月25日の投票が決定されております。これに伴い、大川収入役は選挙戦に出馬されるために、本日付の退職願いが提出されております。大川氏とは町村合併の成功と、新町「みなかみ町」の財政再建に、共に汗を掻いた仲間であります。
今日までのご苦労に心から感謝を申し上げます。
尚、今回の選挙戦に当り、議会から数名の議員さんが出馬されると伺っております。加えて、町民からの出馬もありますが、いずれにしても明解なるマニフェストを作成し、これに基づいて公開討論会等で内容の周知と議論を深められて、真に町民の幸せとみなかみ町の発展を目指した選挙戦になる事を期待しています。
ご出馬される皆さんのご健闘をお祈り致します。
結びに、今年は台風の襲来や集中豪雨の被害も少なく、ほっとしております。このまま平穏の日々が続き、豊穣の秋が迎えられる事を祈っております。
議員各位には健康に留意されて、益々のご活躍をお祈りして閉会のご挨拶と致します。













