清流(せせらぎ)会 夢見る力が 新時代を 創る 鈴木和雄 OFFICIAL SITE
  • 議会演説
  • 地元の文化事業と補助の取り組み
                      (平成20年6月定例議会)
  •  前田議員の主張は「文化はよそから貸して貰ったり、来てもらうのでなく、地元の取り組みから、その地に根を張ったものが大切である。」とするもので、「よそ者の文化は余り歓迎しない。」という印象を受けました。
     私は地元に根ざした文化は大事であると認識していますが、文化は過ぎた時代の伝承と、典型的でグローバルな活動の中から生まれるものであると思います。
     歴史的に見ても、文化交流の盛んな地域ほど発展し、大きな経済・文化圏を構成していると思います。
     一例を挙げれば、安土・桃山時代の楽市楽座で各城下町に庶民文化が生まれ、人的・物的交流を通して経済活動が盛んになりましたが、これらの事は今の時代にもしっかり伝承されています。


     当地の下牧人形芝居は、元禄年間(約300年前)に始まり、上方の人形遣いによって、その操り方が伝授され、今日に伝承されています。今では関係者の努力で保存管理され、広く上演と体験を通して「文楽」の文化を広めております。また、本町の名付け親とも言える若山牧水や与謝野晶子、太宰治などは、利根川の源流を訪ね、温泉や山の風情を満喫し、その足跡を短歌や小説などで世に広められました。我々はその素晴らしい文学作品に接し、みなかみ町民であることに誇りさえ覚えます。

     東京芸術大学は、みなかみ町と絵画等の収蔵事業を始めてから、今年で3年目になります。これは卒業生・修了生から寄贈された絵画を、本町に収蔵する事業であり、既に寄贈数は69点となります。現在は、新治支所2階・新治小学校・水紀行館・カルチャーセンター・沼田警察署等に展示中であります。お陰様で多くの皆さんが、素晴らしい絵画に接する機会を得る事ができました。
     また大学関係者は、ワークショップ等を開催して美術品取扱講習会や、子供達には直接絵画の指導をされております。この事によって子供達の感性が豊かになり、美術を始め、広く芸術文化に興味を持たれる事を願っています。

     このように、みなかみ町は古来、多くの文化が流入し、町民はこれを喜び、育て、保存してきましたが、これからは新たな知恵と発想で、新しい文化を創造し、また接する機会が益々多くなります。
     NHKのアナウンサーであった鈴木健二氏は、「感動を形にするのが文化である。」と言っております。
     我が町の誉れ高き秀峰谷川岳を見て感動し、ある人は短歌を詠み、絵を書き、また、ある人はその感動を心の中に描くでしょう。そして、作品・情報交換と批評などによって友情と信頼が生まれ、新しい文化を創る事が出来ます。

     また昨年の6月には、カルチャーセンターで「ICTフェアー」が開催されました。これがご縁で、早稲田大学本庄キャンバスで開催された「アクティブシニア・ネットワークフォーラム」に、月夜野俳歌壇25名の皆さんが参加されました。そこでは、携帯電話で谷川岳の写真を撮り、それをパソコンに入れて俳句を詠み、更にICTを活用して、それらの作品を投稿し、交換したりして、生き甲斐のある日々を送る事を学びました。
     これは情報化時代に生まれた、新しい文化であります。

     文化は地元にあるもの、生まれるものなど数多くありますが、それ以上に国内から、世界からこの町に流入し、町民の選択で受け入れられたり、保存されたり、或いは姿を消したりします。そして、文化にはその時代の背景があり、私達にその時代を生き抜いた誇りと、これからの時代を生き抜く夢と勇気を与えてくれます。何故ならば、文化は人間の心の拠り所であるからです。
     改まって文化なんて言うと、抽象的に捉えて難しく感じますが、日々の感動を率直に表現して、集う仲間と談笑し、喜び合う事が大切であります。そして、それを如何に継続し、発展させるかが大事であり、そのためには私が常々申し上げている「自助・互助・扶助の精神」が極めて大切であります。

     文化に対する補助の取り組みは、必ずしも満足できるものではありません。町財政が潤沢であれば文化・スポーツの振興に予算を組みたいところですが、現状はご案内の通りです。しかし、文化とスポーツ振興は町づくりの車の両輪と理解していますので、それなりの予算は確保しているつもりであります。
     昨年の「猿ヶ京温泉祭り」や「おいで祭り」は、一切を地元有志の皆さんの力で開催され、町民参加の下で素晴らしいお祭りになりました。これこそ新しい時代(地方分権時代)の、みなかみ町の文化のスタートであると感じた次第です。既に「自助・互助の精神」が芽生えている事に喜び、行政もしっかりサポートして行く決意であります。

     鈴木健二氏は更に、『「地方」が持てる文化の全てを喪失した時、日本人は人間としての存在価値を失ってします。人間らしい心があっての「地方」であり、「地方」あっての「日本」なのです。』と言っています。
     正に、地方文化あっての日本であり、地方文化の発展が日本の繁栄に繋がると思います。この意味からも、地元に息づく文化を大事にすると共に、積極的に新しい文化の流入を図り、「文化の香るみなかみ町」の創造に邁進したいと念願しています。



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          • 秋の園遊会に招待される
          • 経常収支比率
               11.2ポイント改善
          • 組織・機構改革等の行財政改革
          • 平成18年度の不納欠損処理
          • 平成19年度みなかみ町当初予算の概要
          • 都市計画道路等の実施計画
          • 山岳資料館オープン
          • みなかみ町財政推計(シミュレーション)
          • 上下水道料金の改定
          • 都市計画道路等の実施計画
          • 町税・公共料金の滞納額
          • 町長の一億円の事実なし
          • 2006年8月
          • 2006年8月以前
  • 議会決議
      • 町税・公共料金納付の
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                求める決議
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  • 議会演説
    • 平成20年6月定例議会
      • 開会挨拶
         (学校施設耐震補強)
      • 行政報告
        • ①第4回成人式の日程
        • ②有害鳥獣対策
      • 一般質問町長答弁(抜粋)
        • ①水道料金納入者に
               5%の割引制度
                /島崎栄一議員
        • ②地元の文化事業と補助の
           取り組み
               /前田善哉議員
        • ③生ゴミ処理と
           資源リサイクルセンター
               /原沢良輝議員
        • ④町としてのエコ活動の
               取り組み
                /林 一彦議員
        • ⑤後期高齢者医療制度の廃止
                /穂刈清一議員
      • 閉会挨拶
        (肺炎予防ワクチン接種等)
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