バイオ燃料とは、植物性の物質を利用して作られる自動車用の燃料のことであり、具体的には木材等からエタノールやメタノール、食用油(菜種油)等からメチルエステルを作り、これを自動車用燃料として利用するものであります。一口にバイオ燃料と言われますが、そのままエンジンで利用したり、化石燃料系のガソリンや軽油と混ぜて利用される等、いろいろな形態があるようです。代表的なものはバイオディーゼル燃料とガソリン代替のバイオエタノール(サトウキビやトウモロコシ等を発酵させて作るアルコールの一種で、ガソリンに混ぜて自動車燃料として使う。)があり、いずれも軽油やガソリンに一定割合を混ぜて使用されますが、原料の植物が生育期にCO2を吸収するために、京都議定書では排出ゼロにカウントされるメリットがあります。林 議員は遊休農地等に、菜の花栽培で菜種油を精製し、家庭や旅館等から廃食用油を回収してBDF化(バイオマス燃料化)を図り、資源循環型社会を構築すべきとのご提案ですが、地球温暖化が議論される今日、正に自治体の施策として取り組む時代がきていると実感します。
この取り組みが、町内で軽油代替燃料の製造を可能にし、加えて温暖化の原因であるCO2の削減につながり、環境に対する町民意識の向上と、環境に配慮した町づくりのイメージアップにつながれば、町全体で取り組む意義は極めて大きいと思います。そして、谷川連峰や利根川に代表されるように、自然豊かで環境に優しい観光地づくりを標榜し、「森を育み、生命を運ぶ利根川源流の町」の存在感・価値観を広めていきたいと意を強くした次第です。
過去には、旧水上町では新エネルギービジョン策定の中で、「菜の花プロジェクト」導入の可能性を検討した経緯があり、この中で様々な問題が提起され、基礎資料もあります。また猿ヶ京地区では、林 議員を始め、猿ヶ京ネットワークの皆さんが独自に「菜の花エコプロジェクト」を立ち上げて、菜種油の精製、バイオマス燃料等の研究を行っております。
是非とも引き続き取り組まれることを期待しておりますし、町でもしっかり応援させて頂きます。
そして、開会の挨拶で申し上げましたように、残念ながら諸情勢から耕作放棄地や遊休農地の拡大が懸念されます。そこで、これらは地権者のご協力を得て、春には野山見渡す限りの菜の花で観光振興を図り、菜種の収穫からバイオマス燃料が確保できたら、正に「資源循環型社会」の実現であります。
今後の進め方は「産業観光常任委員会」のご協力を頂いて、次のステップに進めたらと考えております。













